日語能力測試一級閱讀訓練 第9期
次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして、最も適當なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。
過密や過疎のなかで、町づくり、村おこしに苦心している自治體が多い。そこへ行財政改革の大波が、押し寄せてこようとしている。前例に従い、中央から下りてくる指示に従っていればやって行ける、といった時代ではなくなった。
自分たちの町や村自體の力で、何ができるかを探り、工夫していかなければならない。國の下請けでない、文字通りの「自治體」を作り出す必要に迫られているといえる。當然、同じ課題に取り組んでいる他の自治體の情報がほしい。
総會後のシンポジウムで、ある會員が「よそから視察に來ても、出張予算消化の旅行だとすぐ分かるから、建前の話しかしない。まじめに勉強に來た人の場合でも、なまなましい話はできない」と、現狀を暴露した。そして「これからは率直に教え合おう」と呼びかけると、共感の拍手が起こっていた。
しかし、なんといっても地方自治の主人公は住民である。これからは本気で「住民參加」を求めることなしに活力ある行政できない。この學會が「市民的視野に立ち、地域に根ざした」研究・交流を強調するのも、それを日常の実感で感じているからだ。
今後、各地域ごとに小さな勉強會を開き、地元の學者、自治體職員、住民で身近な問題を取り上げて研究していくという。地元に會があったら、ひとつ參加してみてはどうだろう。自治體學にはまだ専門家は1人もいない。これから生み出す學問である。
(『天聲人語』より)
問1: 「文字通りの「自治體」を作り出す」とあるが、どういう自治體を作ると筆者が言っているのか。
1)中央の指示に従う「自治體」
2)自分の課題を自分の力で解決する「自治體」
3)ほかの自治體と盛んに情報を交換する「自治體」
4)自らの力でシンポジウムを開く「自治體」
問2.: 「それ」とあるが、何を指しているか。
1)シンポジウムに參加しても、建前の話しかしないこと
2)本気で「住民參加」を求めることなしに活力ある行政できないこと
3)同じ課題に取り組んでいる他の自治體の情報がほしいこと
4)勉強會をあく必要があること
- 相關熱詞搜索: 閱讀
- 上一篇:日語能力測試一級閱讀訓練 第8期
- 下一篇:日語二級閱讀訓練 第11期
相關閱讀
- 日語一級閱讀測試1(有答案)08-03
- 日語一級閱讀測試2(有答案)08-03
- 日語一級閱讀測試3有答案)08-03
- 日語一級閱讀測試4(有答案)08-03
- 日語一級閱讀測試5(有答案)08-03
- 日語一級閱讀測試6(有答案)08-03